中小企業診断士2次試験の持ち物と当日の流れ【令和8年10月25日】

中小企業診断士2次試験の持ち物と当日の流れ 試験対策

2次試験まであと2週間。受験票はいつ届く?当日は何を持っていけばいい?電卓はどれでもいいの?

こんなギモンに答えます。令和8年度の中小企業診断士2次試験は10月25日(日)。事例IVで電卓が使える試験なので、持ち物のルールは1次試験より細かく決まっています。当日になって「それは机に置けません」と言われないように、協会の試験案内に書かれているルールを整理しました。

さきに結論から言いますと、

この記事の結論

●必ず持っていくのは受験票・写真票(申込確認票や領収書では代わりにならない)

●筆記用具は黒鉛筆またはシャープペンシル(HB・B程度)・プラスチック消しゴム・鉛筆削り。筆箱は机に置けない

●電卓は四則計算・√・%・数値メモリ程度の普通の電卓を1台だけ。関数電卓・スマホの電卓は不正行為扱い

●時計はOKだがスマートウォッチは不可。スマホは電源を切ってバッグへ

●入室は8時40分から、9時10分までに着席。遅刻は開始後30分まで

この記事は、日本中小企業診断士協会連合会が公開している「令和8年度中小企業診断士第2次試験案内」(PDF)の記載をもとに書いています。細かい条件は年度で変わることがあるので、当日前に必ず原文も確認してください。

令和8年度2次試験の基本情報

項目内容
受験票・写真票の発送2026年10月13日(火)に普通郵便で発送(予定)
試験日2026年10月25日(日)
実施地区札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区(那覇・金沢・松山では実施なし)
合格発表2027年1月13日(水)10時。インターネットのみで発表。合格証書は郵送されず、Webからダウンロード
合格基準総点数の60%以上、かつ1科目でも40%未満がないこと
口述試験令和8年度から廃止。筆記試験の合格が2次試験の合格

今年から口述試験がなくなり、筆記試験1日で2次試験が完結します。制度変更の全体像は令和8年度 2次試験の変更点まとめで解説しています。

当日の時間割

時限時間科目
第1時限9:40〜11:00(80分)事例I(組織・人事)
第2時限11:40〜13:00(80分)事例II(マーケティング・流通)
昼休み13:00〜14:00昼食は各自で用意し、自席で
第3時限14:00〜15:20(80分)事例III(生産・技術)
第4時限16:00〜17:20(80分)事例IV(財務・会計)

各科目100点、合計400点。第2時限と第3時限の間が昼休みです。会場内のコンビニは混むので、昼食は会場に着く前に買っておくのが無難です。

持ち物チェックリスト

必ず持っていくもの

●受験票・写真票(Web申込システムの申込確認票や領収書では代わりにならない)

●黒鉛筆またはシャープペンシル(HBまたはB程度)

●消しゴム(プラスチック製)

●鉛筆削り

●電卓(事例IVで使用。ルールは次の項目で解説)

●時計(試験室に時計がない前提で。スマートウォッチは不可)

あると安心なもの

●写真つきの本人確認書類(写真票の写真が不鮮明な場合などに確認を求められることがある)

●ふた付きペットボトルの飲み物(700ml以内。机には置けず足元に。水筒・缶・ペットボトルカバーは不可)

●昼食(会場で食べる場合は自席で)

●羽織るもの(空調で席によって寒暖差が出るため、試験案内でも調整できる服装を推奨)

●ハンカチ・ティッシュ・目薬・マスク(机に置いてもよい。箱やケースは不可)

●座布団・膝掛け(使用可)

●定規(使用可。マーカー・色鉛筆も使えるが解答用紙には使えない)

電卓のルール:使えるもの・使えないもの

2次試験で一番注意が必要なのが電卓です。試験案内では次のように定められています。

内容
使える電卓いわゆる携帯用電卓で、四則計算(+−×÷)・√・%・数値メモリ程度の単純な計算機能のもの。サイズはおおよそ縦180mm×横100mm×高さ30mm以内。机上に置けるのは1台だけ
使えない電卓a. 関数電卓/b. プログラムの入力機能や記憶機能を持つもの/c. 電子手帳・携帯電話などに付属する電卓/d. 記録紙の出るもの/e. 音の出るもの/f. 電源コードを使うもの/g. ディスプレイが複数あるもの
判定基準に合うかは監督員が判定し、合わないものは使用禁止。禁止されても電卓は貸してもらえない。a〜dは不正行為として扱われる

「使えなかったら貸してもらえる」は通用しません。当日に判定で止められると事例IVが電卓なしになるので、普段の勉強で使っている電卓が基準に合っているか、今のうちに確認しておいてください

予備の電卓を持っていくこと自体は問題ありませんが、机上に出せるのは1台です。予備はバッグにしまっておき、故障したときに監督員に申し出て交換します。

時計のルール

時計は机上に置いて使えますが、次のものは机に置くことも身に着けることもできません。

使えない時計

●スマートウォッチなどのウェアラブル端末

●通信・計算・撮影・辞書など、時計以外の機能があるもの

●秒針などの音がするもの

●キッチンタイマー

●大型のもの

普段スマートウォッチしか使っていない人は、安い腕時計を1つ用意しておきましょう。アラームが鳴らない設定になっているかも前日に確認してください。

スマホ・通信機器の扱い

携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末・イヤホンなどの通信機器と電子機器は、机上に置くことも、ポケットに入れることも、使うこともできません。試験開始前に電源を切ってバッグにしまい、バッグの開封口を閉めて足元に置きます。守られていない場合は不正行為として対処され、以降の科目の受験禁止と全科目の成績無効になります。「ポケットに入れっぱなし」が一番危ないので、会場に着いたら最初に電源を切ってバッグに入れる習慣にしてください。

当日の流れ(タイムライン)

時刻やること
8:00試験会場ごとの「受験番号・試験室対応表」が連合会のWebサイトに掲載される(予定)。自分の試験室を確認
8:40試験室の掲示・入室開始。これより前は試験室に入れない
9:10まで第1時限の開始30分前までに入室し、受験票の番号と同じ番号の席に着席
9:25ごろ注意事項の説明。受験票と写真票を切り離して机上番号の横に置く。写真票は最初の科目の開始後に監督員が回収
9:30ごろ問題用紙・解答用紙の配布(各時限とも開始10分前ごろ)。合図があるまで問題用紙に触らない
9:40〜11:00事例I。開始の合図があったら最初に解答用紙に受験番号を記入
11:40〜13:00事例II
13:00〜14:00昼休み。自席で昼食
14:00〜15:20事例III
16:00〜17:20事例IV。終了の合図と同時に筆記用具を置く
終了後解答用紙の回収が終わり、監督員の指示があるまで席を立たない。問題用紙は持ち帰れる

各時限の間は40分(昼休みは60分)あります。トイレは混むので、休み時間に入ったらまず済ませておくのがおすすめです。

やってはいけないこと・知っておくルール

場面ルール
遅刻やむを得ない事情なら試験開始後30分までは入室できる。ただし試験時間の延長はない
途中退室開始後30分間と終了前5分間は退室できない。途中退室したときは問題用紙を持ち帰れない
問題用紙その科目の試験が終わってから持ち帰れる(再現答案に使う)
解答用紙持ち帰れない。必要事項以外を書くと不正行為と同様に扱われることがある
帽子・耳栓どちらも使用不可(帽子は本人確認のため)
飲食水分補給以外は試験時間中は禁止(アメ・ガムも不可)
咳・くしゃみ他の受験者に迷惑をかける恐れがあるときは、マスク着用や咳止めの服用を求められる。周囲の騒音による救済措置はない
質問問題の内容に関する質問には答えてもらえない

不正行為と判断されると、その場で退室、以降の科目の受験禁止、全科目の成績無効です。電卓の種類と通信機器の扱いが、うっかりで該当しやすい2つなので、前日に荷物を確認しておきましょう。

受験票が届かない・記載が違うとき

受験票・写真票は10月13日(火)に普通郵便で発送されます。試験案内には次の対応が書かれています。

受験票まわりのトラブル対応

●受験地区の記載に誤りがある:10月19日までに連合会へ連絡

●届かない:試験案内4ページの手順に従って連合会に問い合わせる(試験日が近いので早めに)

●住所・氏名などの修正:情報修正期間②(10月13日10時〜10月26日12時)にWeb申込システムで修正。写真票を赤ペンで訂正する方式はなくなった

●写真票の写真が不鮮明:当日、写真つきの本人確認書類の提示を求められることがある

連合会の問い合わせ先は中小企業診断士試験のページに掲載されています。

前日までに済ませておくこと

前日チェックリスト

●電卓が「使える電卓」の基準に合っているか確認。電池を新しくする

●腕時計を用意し、アラームが鳴らない設定にする

●受験票・写真票を原本で用意(コピーは不可)。試験室の対応表は当日8時にWebで確認

●会場までの経路と所要時間を調べ、8時40分の入室開始に合わせて着く計画にする

●昼食・飲み物(ふた付きペットボトル700ml以内)を前日か当日の朝に買う

●脱ぎ着できる服装を決めておく

●スマホは会場に着いたら電源を切ってバッグへ、と決めておく

直前2週間の勉強の進め方は2次試験の対策はいつから?、事例IVの最終確認は事例IVの攻略法、事例I〜IIIの解答の型は事例I〜IIIの解き方にまとめています。

持ち物は「前日の夜」ではなく「前日の昼」までに揃えておくと、足りないものに気づいても買いに行けますよ

試験が終わったらやること

2次試験は問題用紙を持ち帰れるので、当日のうちに再現答案を作っておくのが定番です。記憶が新しいうちに書いた再現答案は、合格発表後の振り返りにも、不合格だった場合の来年の対策にも使えます。出題の趣旨は、合格発表日の午前中に連合会のWebサイトに掲載されます。

合格発表は2027年1月13日(水)10時、インターネットのみです。その先の流れは次のとおりです。

合格発表後の流れ

●合格した場合:実務補習(2027年2月実施分は1月6日〜18日受付)または実務従事で15日以上の実務要件を満たし、登録申請へ。詳しくは実務補習の日程・費用と登録方法の流れ

●不合格だった場合:1次試験の合格は翌年度まで有効なので、来年もう一度2次試験を受けられる。2次試験を受けずに登録する養成課程という選択肢もある

よくある質問

2次試験に電卓は2台持ち込めますか?

持ち込むことはできますが、机上に置けるのは1台だけです。予備はバッグにしまっておき、故障したときに監督員に申し出て使います。関数電卓やスマホの電卓は使えません。

スマートウォッチは着けたままでいいですか?

いけません。スマートウォッチなどのウェアラブル端末は、机上に置くことも身に着けることもできず、試験時間中に身に着けていると不正行為として扱われます。普通の腕時計を用意してください。

遅刻したら受験できませんか?

やむを得ない事情による遅刻の場合は、試験開始後30分までは入室が認められます。ただし試験時間は延長されません。入室は8時40分から、着席は9時10分までが基本です。

問題用紙は持ち帰れますか?

その科目の試験が終わったあとなら持ち帰れます。途中退室したときは持ち帰れません。解答用紙は持ち帰れないので、再現答案は問題用紙へのメモを頼りに当日中に作りましょう。

試験中に飲み物は飲めますか?

ふた付きペットボトル(700ml以内)の飲料なら飲めます。机上には置けないので足元に置きます。ペットボトルカバー・水筒・缶は不可で、水分補給以外の飲食(アメ・ガムを含む)は試験時間中は禁止です。

まとめ 2次試験の持ち物と当日の流れ

令和8年度の2次試験は10月25日(日)、入室は8時40分から、着席は9時10分まで。持ち物は受験票・写真票、黒鉛筆またはシャープペンシル、プラスチック消しゴム、鉛筆削り、普通の電卓1台、スマートウォッチ以外の時計が基本です。電卓の種類とスマホの扱いが不正行為になりやすい2点なので、前日の昼までに荷物を確認しておきましょう。

試験が終わったら、その日のうちに再現答案を。合格発表は2027年1月13日です。

以上、いろなしでした!