中小企業診断士の難易度は?合格率23.0%の実態と他資格との比較【2026年最新】

試験対策

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中小企業診断士って、どれくらい難しい試験なんだろう?わたしでも受かるのかな…

こんなギモンに答えます。

さきに結論から言いますと、

この記事の結論

●直近の合格率は1次23.0%(令和8年度)・2次筆記17.6%(令和7年度)

●ストレート合格は単純計算で約4%の難関

●ただし科目合格制度で複数年戦略が取れる

●2次を受けない養成課程ルートもある

数字だけ見るとビビってしまいますが、制度を知れば戦い方が見えてきますよ。順番に解説していきますね。

最新の合格率データ【1次=令和8年度/2次=令和7年度】

試験受験者数合格者数合格率
1次試験(令和8年度)17,829人4,099人23.0%
2次筆記試験(令和7年度)7,044人1,240人17.6%

令和8年度の1次合格率は23.0%(受験者数は欠席科目なしの17,829人が分母)。前年の23.7%からさらに下がりました。この1次と前年の2次を単純に掛け合わせると約4.0%。「ストレート合格は狭き門」というのが実態なんです。

ただしこの「4%」という数字、少し誤解を招くんですよ。2次試験の受験者には前年1次合格者(1次免除)や多年度生が多く含まれるので、複数年かけて合格する人を含めれば体感の到達率はもっと高くなります

「4%の超難関!」という煽り文句をよく見ますが、複数年戦略まで含めた実態はもう少し優しい数字です

難易度を下げる2つの制度を知っておこう

①科目合格制度(1次試験)

1次試験は7科目の総点60%が合格基準ですが、不合格でも60%以上取れた科目は「科目合格」となり、以降の年度で免除申請ができるんです。「今年は4科目、来年は残り3科目」という分割戦略が使えるので、忙しい社会人はこの制度を前提に計画を立てるのが現実的ですよ。

②養成課程(2次試験を受けないルート)

実は1次試験に合格すれば、2次試験を受けずに養成課程(大学院など)を経て診断士登録するルートもあります。学費はかかりますがMBAを同時取得できる機関もあって、2次筆記が苦手な人の有力な選択肢です。詳しくは養成課程の解説記事をどうぞ。

わたしも1次合格後に養成課程を受験しました。このルートを知っているだけで気持ちがラクになりますよ!

他の資格と比べるとどれくらい難しい?

国家資格の中での位置づけは、おおよそこんなイメージです(勉強時間の目安による比較)。

資格勉強時間の目安
日商簿記2級200〜350時間
行政書士600〜1,000時間
中小企業診断士800〜1,200時間
社会保険労務士800〜1,000時間
税理士3,000時間〜
公認会計士3,000〜4,000時間

社労士・行政書士と同じ「難関だけど働きながら狙える」ゾーンです。ただし診断士は暗記より思考力・応用力寄りの試験で、特に2次筆記は「覚えれば受かる」タイプではない点が独特なんですよね。

難化傾向でも、正しい戦略なら怖くない

合格率だけ見ると尻込みしそうになりますが、1次試験は過去問の焼き直しが多いマークシート式。正しい教材で演習量を積めば、着実に合格ラインに乗りますよ。

わたし自身、失業中からのスタートでしたが、スタディングの通信講座で7ヶ月・スキマ時間中心の勉強で1次を通過できました(体験談はこちら)。必要な勉強時間は「勉強時間は1000時間?」で詳しく解説しています。

特別な才能は要りません。正しい教材と演習量で、ちゃんと届く試験ですよ!

合格率は本当に下がっている?7年分の推移を協会データで確認しました

「最近むずかしくなった」とよく言われますが、本当にそうなのか。日本中小企業診断士協会連合会が公表している「申込者数・合格率等の推移」で、直近7年分をならべてみました。

年度1次試験の合格率2次筆記試験の合格率
令和2年度42.5%18.4%
令和3年度36.4%18.3%
令和4年度28.9%18.7%
令和5年度29.6%18.9%
令和6年度27.5%18.7%
令和7年度23.7%17.6%
令和8年度23.0%2026年10月25日に実施

こうして見ると、下がっているのは1次試験のほうだとわかります。令和2年度の42.5%が異常に高かったので、そこから見ると半分近くまで落ちた形です。ただ平成の頃はずっと15〜25%あたりだったので、いまの23.0%は「元の水準に戻った」という見方もできるんですね。

いっぽう2次筆記試験は、令和3年度から18.3%・18.7%・18.9%・18.7%・17.6%と、ほとんど動いていません。平成13年度からの記録をたどっても、おおむね18〜20%で推移しています。20年以上ほぼ同じ割合しか通さないというのが2次試験の姿です。

2次試験が「相対評価だ」と言われるのは、この安定ぶりが理由です。自分の出来だけでなく、まわりと比べてどうかで決まる試験だと考えたほうが対策を間違えませんよ。

合格率の数字を読むときに気をつけたい2つのこと

合格率という言葉はひとり歩きしがちなので、公表データの前提も確認しておきます。

合格率の前提

●分母は「欠席した科目がひとつもない人」の人数です。1科目でも受けた人まで分母に入れると、令和8年度の1次は19.4%になります

●申込みだけして受けに来なかった人は、そもそも数に入っていません。令和8年度は申込25,512人に対し、全科目そろえて受けたのは17,829人でした

●不合格でも科目合格が残ります。令和7年度の1次では、試験合格者を除いて13,146人が科目合格しています

3つ目がいちばん大事なところです。診断士試験は「受かるか、ゼロか」ではありません。1次で60%以上取れた科目は科目合格になり、翌年度と翌々年度は申請すれば免除されます。令和7年度だけで1万3千人以上が、この持ち越しを手にしているわけですね。

だから「1年で全部そろえる」と考えて怖くなるより、2〜3年計画も含めて見るほうが現実的です。落ちた年の使い方は「1次試験に不合格だったら読む記事」に、令和8年度の細かい数字は「令和8年度1次試験の合格発表」にまとめました。

よくある質問

中小企業診断士の難易度はどれくらいですか?

1次試験の合格率は2割前後、2次試験も2割前後で、両方を1年で通過するストレート合格率は4〜5%程度です。合格までの勉強時間は約1,000時間が目安とされ、社会人が働きながら1年で合格するのは簡単ではありませんが、科目合格制度があるため複数年計画も立てられます。

他の国家資格と比べるとどのくらいの難しさですか?

社会保険労務士や行政書士と並ぶ難易度と言われます。ただし性質が違い、診断士は7科目という範囲の広さと、2次試験の記述という2種類の壁がある点が特徴です。

独学でも合格できますか?

可能です。ただし2次試験は模範解答が公表されないため、自分の答案を評価する基準を外部から取り入れる必要があります。

文系でも財務・会計は大丈夫ですか?

大丈夫ですが、最も時間がかかる科目です。簿記3級程度の内容を先に流してから取り組むと理解が速くなります。

合格率はこれからも下がり続けますか?

そこまでは分かりません。ただ協会連合会が公表している推移を見ると、1次試験は令和2年度の42.5%をピークに令和8年度の23.0%まで下がってきた一方、2次筆記試験は令和3年度から18.3%・18.7%・18.9%・18.7%・17.6%とほとんど動いていません。2次はこの20年以上おおむね18〜20%で推移しているので、急に大きく変わる可能性は高くないと考えられます。

まとめ 中小企業診断士の難易度

まとめ

●合格率は1次23.0%(令和8年度)・2次筆記17.6%(令和7年度)

●ストレートは約4%だが科目合格制度で複数年戦略が取れる

●2次を受けない養成課程ルートも存在する

●難易度は社労士・行政書士と同ゾーン。正しい教材×演習量で到達可能

講座選びで難易度は大きく変わります。「通信講座おすすめ比較【2026年最新】」もあわせてどうぞ。

合格率の数字をどう読むかは「スタディング診断士講座の合格率は?」でも掘り下げています。他資格と組み合わせて価値を高める方法は「中小企業診断士と相性のいい資格4選」をどうぞ。

参考リンク(一次情報)

日本中小企業診断士協会連合会「中小企業診断士試験」

※2026年9月7日に各サイトを確認しています。

以上、いろなしでした!