中小企業診断士と相性のいい資格4選【ダブルライセンス】応用情報なら1次試験の科目免除も

独立・開業

(この記事にはプロモーションが含まれます)

中小企業診断士と一緒に取ると仕事が広がる資格ってあるのかな?せっかくなら試験でも有利になる組み合わせがいいんだけど…

こんなギモンに答えます。

さきに結論から言いますと、

診断士と相性のいい資格4選

応用情報技術者:診断士1次「経営情報システム」が科目免除になる唯一の汎用IT資格

行政書士:2026年の法改正で補助金申請書類の作成が行政書士の独占業務と明確化。補助金支援をする診断士の必須級

知的財産管理技能検定:公的な知財支援の現場で診断士と弁理士が協働。経営法務の知識がそのまま活きる

宅建士:事業承継や店舗・不動産活用の相談に強くなる

「試験で有利になるか」「仕事が広がるか」の2つの視点で、それぞれ根拠つきで解説していきますね。

ダブルライセンスを考える2つの視点

資格の組み合わせを考えるときは、次の2つを分けて考えるとスッキリしますよ。

2つの視点

①試験上のメリット:診断士1次試験の科目免除が使えるか

②仕事上のシナジー:診断士の業務と組み合わせて独占業務や専門性が増えるか

①の科目免除は、令和8年度の1次試験案内に対象資格が明記されています。意外と誤解が多いので、先に正しい情報を押さえておきましょう。

免除される科目主な対象者
経営情報システム応用情報技術者、ITストラテジスト、システムアーキテクト、プロジェクトマネージャ等の情報処理技術者試験合格者、技術士(情報工学部門)
財務・会計公認会計士、税理士(試験合格者含む)、弁護士
経営法務弁護士・司法試験合格者のみ
経済学・経済政策経済学の大学教授等、経済学博士、不動産鑑定士 等

ネットでよく見る「弁理士や司法書士を取れば経営法務が免除」は誤りです。経営法務の免除は弁護士だけ。行政書士・宅建・知財検定にも免除はありません

つまり、働きながら現実的に狙える資格で「科目免除」まで取れるのは応用情報技術者ということになります。ここから4つの資格を順番に見ていきましょう。

①応用情報技術者【1次試験の科目免除+DX支援】

試験上のメリット:応用情報技術者に合格していると、診断士1次の「経営情報システム」が免除申請できます(申込時に合格証書の画像をアップロード)。7科目が6科目になるだけで、学習負荷は目に見えて軽くなりますよ。

仕事上のシナジー:中小企業のデジタル化支援は診断士の主戦場のひとつ。IT導入補助金は2026年から「デジタル化・AI導入補助金2026」に衣替えし、DX支援の需要は増える一方です。「経営も分かってITも語れる」診断士は、IT導入支援事業者やベンダーとの橋渡し役として重宝されます。

項目内容
受験資格なし
直近の合格率令和7年度秋期 24.5%(受験44,005人・合格10,792人)
注意点令和8年度からCBT方式・前期/後期制に移行。2027年度から新制度予定

IT系の実務経験がある人は、先に応用情報を取ってから診断士に挑む順番も十分アリですよ

②行政書士【2026年の法改正で重要度が急上昇】

これは「相性がいい」というより、2026年からは実務上の必須級になったと言っていい資格です。

2026年1月1日施行の行政書士法改正で、「他人の依頼を受けいかなる名目によるかを問わず報酬を得て」官公署に提出する書類を作成することは、行政書士でない者には禁止と明確化されました。補助金の申請書類も対象で、違反には罰則(1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金)があります。コンサル料という名目でも逃れられません。

診断士の仕事で補助金支援は大きな柱ですが、「事業計画のアドバイス」と「申請書類の作成代行」は線引きが必要になったんです。行政書士を持っていれば、計画づくりから申請書類の作成、さらに創業時の定款作成や許認可申請まで一気通貫で請け負えます。

項目内容
受験資格年齢・学歴不問
直近の合格率令和7年度 14.54%(受験50,163人・合格7,292人)
試験日令和8年度は2026年11月8日(日)

行政書士の通信講座としては資格スクエアが法律系に強く、2027年度合格目標の1年合格講座は159,500円(テキストあり)。令和8年度試験に合格すると受講料が全額返金される制度(対象期間の購入者)もあります。無料会員登録で講義を体験できますよ。

補助金支援を本業にしたい診断士には、いま一番おすすめしたい組み合わせです!

③知的財産管理技能検定【知財経営×経営法務】

仕事上のシナジー:INPIT(工業所有権情報・研修館)が全国47都道府県に置く「知財総合支援窓口」は、弁理士・弁護士・中小企業診断士などの専門家が協働して支援する体制だと公式に明記されています。東京都の診断士協会には知財活用の研究会もあり、診断士が知財支援に関わる土壌はすでにあるんです。

試験上のメリット:科目免除はありませんが、診断士1次「経営法務」の知的財産法の分野と出題範囲が重なります。診断士の勉強がそのまま知財検定の土台になりますよ。

項目内容
受験資格3級は実質制限なし。2級は3級合格または実務経験2年など
直近の合格率の目安第53回(2026年3月)2級学科 約45%/3級学科 約65%(申込者数ベースの概算)
受験手数料3級 学科・実技各6,100円、2級 各8,200円

資格スクエアには「3級・2級まとめて対策講座」(定価22,000円、対応回により割引あり)があり、低コストで始められます。

④宅地建物取引士【事業承継・不動産活用の相談に強くなる】

こちらは公的な裏付けというより「相性論」ですが、事業承継・M&Aでの不動産評価、店舗や工場の立地・賃貸借の相談は診断士の現場で頻繁に出てきます。宅建の知識があると、不動産が絡む経営相談で一段深い提案ができますよ。

項目内容
受験資格年齢・学歴不問
直近の合格率令和7年度 18.7%(受験245,462人・合格45,821人、過去10年で最多)

資格スクエアの宅建コンプリート講座は77,000円(製本テキストあり。2026年9月18日まで30%オフの53,900円)。合格お祝い金5,000円、教育訓練給付制度の対象です。

4つの中で「試験の難易度」が一番手頃なのが宅建。ダブルライセンスの1つ目として取りやすいですよ

番外:弁理士は「最強だが最難関」

知財の専門家である弁理士と診断士の組み合わせは技術経営の分野で強力ですが、令和7年度の合格率は6.4%(合格者205人)、平均受験回数2.9回という最難関クラス。繰り返しますが「弁理士で経営法務が免除」にはならないので、取るなら純粋に専門性のためと割り切りましょう。

どれから取る?選び方の目安

タイプ別おすすめ

IT実務経験あり → 応用情報(科目免除で診断士が近づく)

補助金・創業支援で独立したい → 行政書士(2026年法改正で必須級)

製造業・技術系の支援がしたい → 知財検定(まず3級・2級)

まず1つ手堅く取りたい → 宅建

なお、ダブルライセンスは「診断士の合格が先」が基本です。資格を増やす前に、まず診断士の1次を突破しましょう(通信講座の比較はこちら)。診断士がキャリアに効く理由は「診断士は転職に有利?」でも書いています。

よくある質問

中小企業診断士と相性のいい資格は何ですか?

応用情報技術者、行政書士、知的財産管理技能検定、宅地建物取引士などです。それぞれ独立後の業務の幅を広げる方向が異なります。

科目免除が使える資格はありますか?

応用情報技術者試験の合格者は、1次試験の経営情報システムが免除されます。なお経営法務の免除が認められるのは弁護士で、弁理士や司法書士では免除されません。

どの順番で取るのがおすすめですか?

診断士の学習と重なる範囲が多い資格を先に取ると効率的です。応用情報は経営情報システムと重なるため、診断士受験前に取ると免除も使えます。

ダブルライセンスは独立に有利ですか?

有利に働く場面があります。たとえば行政書士は官公署への提出書類作成が独占業務のため、補助金申請支援などで診断士業務と補完関係になります。

まとめ 中小企業診断士と相性のいい資格

まとめ

応用情報は経営情報システムが免除される唯一の汎用IT資格

行政書士は2026年法改正で補助金支援と一体の必須級資格に

知財検定は公的支援の現場で診断士と弁理士が協働する分野

宅建は事業承継・不動産絡みの相談で効く

●「弁理士・司法書士で経営法務免除」は誤り。免除は弁護士のみ

行政書士・宅建・知財検定は資格スクエアの無料会員登録で講義を体験できます(60講義が無料)。まずは相性を確かめてみてください。

以上、いろなしでした!