働きながら通える養成課程はある?夜間・土日開講の機関を比較

働きながら通える養成課程を比較 養成課程

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養成課程に興味はあるけど、今の仕事を辞めずに通える機関ってあるの?「夜間」とか「土日」とだけ書いてあっても、実際どのくらい休みが必要になるのか分からない…

こんなギモンに答えます。「夜間・土日開講」をうたう養成課程はいくつかありますが、公式サイトを確認すると実習期間だけは平日の昼間にも拘束がある機関がほとんどでした。完全に仕事を続けながら通える機関と、実質的に休職・有給消化が必要になる機関は、分けて考える必要があります。

さきに結論から言いますと、

この記事の結論

●日本マンパワー・中部産業連盟は「平日夜間+土曜」が基本だが、実習期間は平日昼間の拘束もある(有給休暇などの調整が必要)

●千葉商科大学・関西学院大学は「土日中心」で修士号(経営管理・MBA)も同時取得できるが、こちらも実習期間に平日の日程が入る

●法政大学大学院(1年制)は月〜土の日中に必修授業があり、公式も「ほぼ全ての学生が休職・退職して入学」と案内

●中小企業大学校(機構本体)は半年間の全日制で、働きながらの通学はそもそも想定されていない

●「完全に仕事を休まず、実習期間も含めて通える」と公式に明言している機関は見当たらない。志望する機関の最新の募集要項で、実習期間の日程を必ず確認すること

わたし自身は1次試験合格後に中小企業大学校・日本生産性本部・法政大学大学院を検討し、法政大学の養成課程を受験した経験があります(養成課程は修了していません)。この記事では、「夜間・土曜開講」をうたう代表的な機関を公式サイトで確認し、実習期間にどれだけ平日の拘束があるかを整理しました。

「夜間・土日開講」の機関を比較表でチェック【2026年10月22日時点】

公式サイトで確認できた範囲で並べました。中小企業大学校(機構本体)と法政大学大学院は比較のための参考行です。費用の詳細な内訳は養成課程の費用一覧、中小企業大学校と大学院の全体比較は中小企業大学校と大学院の比較にもまとめています。

機関期間通学日(基本)実習期間の拘束学費の目安学位
日本マンパワー1年平日夜間(火・木18:40〜22:00)+土曜(10:00〜17:40)実習5回・各3〜4週間。平日昼の現場実習4〜5日間(非連続)+土日1回以上+平日夜拘束1回以上275万円(税込・入学金44万円+受講料231万円)なし(修了証のみ)
中部産業連盟1年平日夜間+土曜(詳細曜日は公式サイトに記載なし)公式サイトに記載なし(説明会で要確認)253万円(税込・受講料220万円+入学金33万円)記載なし
千葉商科大学2年+1か月土日中心公式サイトに記載なし(要確認)具体額の記載なし(大学院課へ要確認)修士(経営管理)
関西学院大学2年土日中心実習期間(7月・9月・12月)に火・水の日中授業あり約279万円(564記事で2026年8月時点確認・今回は未再確認)大学院の学位(詳細は募集要項)
法政大学大学院(参考)1年月〜土の日中に必修授業ほぼ全ての学生が休職・退職(公式案内)約312万円(311記事で確認)MBA(経営管理修士)
中小企業大学校(参考)約6か月全日制(平日9:40〜16:40前後)-(通期で全日制)約234万円(機関派遣は約120万円)なし

※学費・日程は募集年度や回によって変わります。志望する機関の最新の募集要項で必ずご確認ください。

「夜間・土日」とうたっていても、実習期間だけは平日の予定を空ける必要がある機関がほとんどです。有給休暇の残日数や、職場の理解を事前に確認しておくと安心ですよ

日本マンパワー・中部産業連盟は「平日夜間+土曜」型

日本マンパワー(東京都千代田区)は、2027年3月開講の回で平日夜間(火・木曜、原則18:40〜22:00)と土曜(10:00〜17:40)が基本の通学日です。ただし実習は5回あり、各回3〜4週間連続で、平日昼間の現場実習が4〜5日間(原則非連続)、土日の拘束が1回以上、週3日以上(主に夜間)の拘束が1回以上発生すると公式に明記されています。出願書類の提出期限は2027年1月19日(火)、筆記試験は1月30日(土)、面接は2月6日(金)または2月11日(木・祝)です。一般教育訓練給付制度(受講料の20%・上限10万円)の対象です。

中部産業連盟(名古屋市東区)も1年制で、公式サイトの説明では平日夜間2日+土曜の講義で「働きながら」学べるとされています(具体的な曜日・時間は公式サイトに記載がありませんでした)。2027年3月〜2028年2月の回は、入学説明会が2026年12月19日(土)、出願期間が2026年12月21日(月)〜2027年1月5日(火)必着、入学試験は2027年1月23日・24日・30日のいずれか1日です。教育訓練給付制度についての記載は見当たらず、対象かどうかは問い合わせが必要です。

日本マンパワー・中部産業連盟の受講料(税込)

●日本マンパワー:入学金44万円+受講料231万円=275万円

●中部産業連盟:受講料220万円+入学金33万円=253万円

※いずれも2026年10月時点の公式サイトで確認。返金不可の規定などは各校の募集要項で確認してください。

千葉商科大学・関西学院大学は「土日中心+MBA」型

千葉商科大学大学院は、2010年に商学研究科修士課程に養成課程を開設し、2024年度からは「中小企業経営管理コース(中小企業診断士登録養成課程)」として再編されました。大学の公式プレスリリース(2024年1月30日付)では「土日中心のカリキュラム構成」「修了生は国家資格である中小企業診断士の登録資格と修士号(経営管理)を取得できる」「本学中小企業診断士登録養成課程は専門実践教育訓練給付金制度に指定されている」と案内されています。専門実践教育訓練給付金は一般教育訓練給付より給付率が高い制度ですが、対象者の条件や給付率は厚生労働省のサイトで確認してください。学費の具体的な金額は、大学の公式ページ・パンフレットでは確認できませんでした。

千葉商科大学の学費は、公式サイトやパンフレットに具体的な金額の記載が見当たりませんでした。正確な金額は大学院課(047-373-9755)に直接問い合わせるのが確実です

関西学院大学(大阪梅田)は、養成課程の概要記事で確認した2027年度の予定によると、授業は土日中心ですが、経営戦略策定実習Ⅰ・Ⅱと経営総合ソリューション実習の期間(7月・9月・12月)には火・水曜9:00〜17:00の日程も入ります(2026年8月1日時点の予定・必須科目のみ)。こちらもMBAなど大学院の学位を同時取得できます。

法政大学大学院・中小企業大学校は「働きながら」には不向き

法政大学大学院の1年制MBA特別プログラムは、公式サイトで「月〜土の日中に必修授業があり、ほぼ全ての学生が仕事を休職もしくは退職して入学」と案内されています。詳しくは養成課程の大学院入試対策で確認してください。中小企業大学校(機構本体)は約6か月の全日制(平日9:40〜16:40前後)で、そもそも働きながらの通学を想定した制度ではありません。中小企業大学校と大学院の全体像はこちらの比較記事にまとめています。

「大学院=夜間や土日だけで通える」とは限りません。1年制で凝縮されているぶん、日中の授業が多い機関もあります。通学スタイルは期間とセットで確認するのがコツです

迷ったら確認したい3つのポイント

志望機関に問い合わせる前にチェック

●実習期間中の拘束日数と、自分の有給休暇の残日数は足りるか

●教育訓練給付の種類(専門実践か一般か)で給付率が変わる。対象コースかどうかを確認する

●修士号(MBA等)を同時取得したいかどうかで、選ぶべき機関が変わる

どのルートを選ぶにしても、スタート地点は1次試験の合格です。1次対策は通信講座で効率化するのが定石で、わたしはスタディングで7ヶ月で通過しました。講座選びは「通信講座おすすめ比較【2026年最新】」をどうぞ。

通学スタイルで迷ったら、まずは興味のある機関の説明会に参加してみるのが一番です。日程や雰囲気は公式サイトだけでは分からないことも多いですよ

よくある質問

夜間・土日だけで、実習期間も含めて完全に通える養成課程はありますか?

今回確認した機関の公式サイトには、実習期間も含めて平日の拘束がまったくないと明言しているところは見当たりませんでした。日本マンパワー・中部産業連盟は実習期間に平日昼間の拘束があり、関西学院大学も実習期間に火・水曜の日中授業があります。志望する機関の最新の募集要項で、実習期間の日程を個別に確認してください。

日本マンパワーと中部産業連盟はどちらが安いですか?

2026年10月時点の公式サイトで確認した金額では、日本マンパワーが275万円(税込・入学金44万円+受講料231万円)、中部産業連盟が253万円(税込・受講料220万円+入学金33万円)で、中部産業連盟のほうが22万円安くなっています。ただし会場や通学のしやすさ、実習期間の拘束の中身も含めて比較することをおすすめします。

千葉商科大学の学費はいくらですか?

大学の公式ページやパンフレットを確認しましたが、中小企業経営管理コース(中小企業診断士登録養成課程)の具体的な学費は記載が見当たりませんでした。正確な金額は、千葉商科大学 大学院課(047-373-9755)に直接問い合わせることをおすすめします。なお本コースは専門実践教育訓練給付金制度の対象と公式に案内されています。

法政大学大学院は働きながら通えますか?

法政大学大学院の1年制MBA特別プログラムは、月〜土の日中に必修授業があり、公式サイトでも「ほぼ全ての学生が仕事を休職もしくは退職して入学」と案内されています。働きながらの通学は難しい前提で検討したほうがよいでしょう。詳しくは養成課程の大学院入試対策で解説しています。

実習期間はどのくらい休みが必要ですか?

機関によって異なります。日本マンパワーは実習が5回・各回3〜4週間連続で、平日昼間の現場実習が4〜5日間(非連続)、土日拘束1回以上、週3日以上(主に夜間)の拘束が1回以上と公式に案内されています。関西学院大学は実習期間(7月・9月・12月)に火・水曜の日中授業が入ります。いずれも有給休暇や職場との調整が必要になる可能性が高いので、早めに募集要項を確認してください。

まとめ 働きながら通える養成課程

「夜間・土日開講」をうたう養成課程でも、実習期間だけは平日の拘束が入る機関がほとんどでした。日本マンパワー・中部産業連盟は平日夜間+土曜が基本で275万円・253万円(いずれも税込)、千葉商科大学・関西学院大学は土日中心でMBAなどの学位も同時取得できます。法政大学大学院(1年制)と中小企業大学校(機構本体)は、働きながらの通学には不向きです。

志望する機関が決まったら、実習期間の拘束日数・教育訓練給付の種類・学位の有無を、必ず最新の募集要項で確認してください。

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参考リンク(一次情報)

日本マンパワー「中小企業診断士登録養成課程」

中部産業連盟「中小企業診断士登録養成課程とは」

中部産業連盟「入学説明会申込・入学試験」

千葉商科大学 プレスリリース「中小企業経営管理コース開設」(2024年1月30日付)

中小企業庁「中小企業診断士関連情報」

厚生労働省「教育訓練給付制度」

以上、いろなしでした!