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大学院の中小企業診断士養成課程を受けたいんだけど、面接でどんなことが聞かれるのかな。
こんなギモンをスッキリ解決します。
まずは、1次試験合格おめでとうございます。
中小企業診断士までもう一歩ですね!
✓2次試験に合格するか
✓養成課程に進学するか
凄く悩みますよね。
わたしも中小企業大学校、日本生産性本部、法政大学大学院への進学を検討して、それぞれ受験しました。
その経験から、今回は中小企業診断士養成課程の大学院入試の面接対策に必要なことをお伝えします。
先に大学院の面接で聞かれることをまとめると、
- 大学院の志望動機
- なぜMBA取得を目指すのか
- なぜ当大学院じゃないとだめなのか
- 当大学院で何を学びたいか
- どの科目に力を入れて学びたいか
- 研究計画書(プロジェクト実施計画書)の担当教員は誰を想定しているのか
- あなたのキャリアにどのような繋がりがあるのか
- 研究計画書の成果があなたの将来の活動にどう活かせるか
- 研究はどのように進めていくのか
- その研究にどのような学術的意義があるのか
- 先行研究はどういったものがあるのか
- 先行研究の内容は何が不十分なのか
- ここまで計画書を書けているなら自分で研究したほうがいいのではないのか
この質問内容について答えを用意しておけば大丈夫です。
面接対策のポイントと模範解答例もお伝えするので、面接対策に役立ててくださいね
大学院の面接ではあなたの論理性が見られるので、必ず論理的に回答ができるように心がけましょう。
答え方のポイントは、
〇〇(結論)です。理由は△△だからです。
このように答えること。
結論→理由づけの順序で完結に答えることで、自然と論理的に回答ができるようになります。
中小企業診断士養成課程の大学院入試の面接で聞かれること
実際に中小企業診断士養成課程の大学院入試の面接では、下記のことが聞かれました。
面接時間の8割は研究計画書についての質問になるので、提出した研究計画書や参考文献、先行研究の内容はしっかりおさえておきましょう。
また、中小企業大学校や日本生産性本部のような「なぜ中小企業診断士になりたいのか」といったような質問はありません。
あくまで「なぜ大学院に進学したいのか」という観点で質問されるので、しっかり対策しておきましょう。
大学院の志望動機
一番最初に聞かれる最もオーソドックスな質問です。
大学院で学べることのメリットと、中小企業診断士の養成課程として学べるメリットの両方の視点から回答するようにしましょう。
わたしは〇〇を目指しています。
こちらの大学院ではわたしが研究したいテーマの教授がいること、中小企業診断士として体系的かつ実践的に学べること、その両方の視点から魅力を感じて志望しました。
ポイントは提出した研究計画書にリンクさせて答えることですよ
なぜMBA取得を目指すのか
なぜMBA取得を目指すのかはよく聞かれます。
中小企業診断士になりたいのであれば、わざわざMBAは必要ありませんからね。
わたしが今まで携わってきたビジネスは国内市場メインだったため、社内で培ってきた知識や経験で通用してきました。
しかしビジネスの国際化によって、社内で培ってきた知識や経験では到底太刀打ちができないと感じるようになりました。
そこで、研究に立脚したMBAのような実践的知識が必要だと感じ、取得を目指そうと思いました。
ポイントは論点を「MBA取得」と捉えるのではなく、「MBA取得までの過程」と捉えて解答することです
MBA取得までの過程の必要性を伝えることで、説得力が増しますよ。
なぜ当大学院じゃないとだめなのか
これもよく聞かれる質問ですね。
きちんと理論立てて答えないと、「それなら他の大学院でもいいですよね」と言われます。
法政大学大学院の場合は特色があるので解答しやすいと思いますよ。
・MBAでも中小企業に特化して学べること
・自分が研究したいテーマの教授がいること
・卒業後のインキュベーション施設利用等で交流やアドバイスがもらえる環境があること
ポイントは在学中のことや卒業後のことなど、多面的に答えることですね
当大学院で何を学びたいか
この質問も研究計画にリンクさせて答える必要があり、研究計画書の実施に必要なことを学びたいという意思表示が必要になります。
ITと経営戦略をどのように組み立てていけば効率的になるかなどを重点的に学びたい。
ポイントは大学院の特色を理解して”他の大学院では学べないこと”をアピールスルことですね
>>法政大学大学院の特色
>>千葉商科大学大学院の特色
>>日本工業大学大学院の特色
どの科目に力を入れて学びたいか
この質問はカリキュラムを理解した上で、研究計画書にリンクした解答が求められます。
IT戦略と国際経営戦略を重点的に学びたいです。
理由はIT活用が遅れている〇〇の業界に対してIT活用を導入することでビジネスの基盤が強化されることや、国内市場が飽和しており次の一歩を検討する上で国際経営戦略は重要な位置づけになるためだと考えているため。
1つの科目に絞るのではなく、2つ以上の科目をあげて多面的解答ができるように心がけましょう
研究計画書(プロジェクト実施計画書)の担当教員は誰を想定しているのか
事前に提出している研究計画書(プロジェクト実施計画書)の担当教員は誰を想定しているのかもよく聞かれます。
〇〇教授の論文を拝見させていただき、〇〇教授が指導教員ということを想定して研究計画書を作成しました。
ポイントは教授の名前をしっかり覚えておくことと、教授の論文を2~3個ほど読んでおくことですよ
場合によっては、教授の論文のテーマと内容の概要について質問されることがありますので、しっかりチェックしておきましょう。
研究計画書(プロジェクト実施計画書)はあなたのキャリアにどのような繋がりがあるのか
本来、この質問の解答は研究計画書(プロジェクト実施計画)に書いておくべき内容になります。
しかし文章構成や抜け、漏れで書いていないこともありますよね。
その場合の解答として用意しておきましょう。
わたしは前職では〇〇の分野で経験がありそこで△△の業務に携わってきました。
ポイントは、実務経験と研究計画書の内容をリンクさせて答えることですよ
研究計画書の成果があなたの将来の活動にどう活かせるか
この質問ではあなたがこの研究をする意味を問われます。
研究しても将来の活動に対してなんの意義も得られないのであれば、研究する必要がありませんからね。
研究への取り組みから成果をまとめる中で培った「情報分析法力」や「資料作成能力」を活かして、実務でより深いレベルでの提案や支援ができるようになると考えています。
また、研究成果は将来の〇〇が示せるようになる点で、成果が活かせると考えています。
ポイントは、研究計画の成果だけを答えるのではなく、研究計画への取り組みを含めた多面的な解答にすることですよ
研究はどのように進めていくのか
この質問では研究計画書(プロジェクト実施計画書)の具体性が問われます。
実際に研究計画を進めるにあたって、どこまで具体的に考えているかが重要になります。
・文献を調べることにより現状を調べる
・事例研究で成功例を調べ、再現可能かどうか検証する
また、事例研究の方法については更に詳細を問われることがあります。
例えば、
✓情報収集方法はどうするのか
✓事例企業についての調査方法
✓研究の客観性の確保はどうするのか
などの詳細を問われることがあります。
その場合の解答例としては、
情報収集は各種情報媒体からの収集はもちろんのこと、事例企業に対して直接インタビュー調査を実施しようと考えています。
記録した内容は複数名でチェックしたうえで事例企業にも確認してもらい、客観性の確保に努めたいと考えています。
ここでのポイントは具体的に答えられるかですよ
その研究にどのような学術的意義があるのか
この質問はすこしイジワルな質問に分類されると思います。
要するに「その研究をしてなんの意味があるの?」ということを聞かれています。
先行研究から見て新たな発見や、先行研究でも不明確な点が明らかになるという点で学術的な意義があると考えています。
先行研究はどういったものがあるのか
この質問は、先行研究について「どれくらい事前に調べているか」ということが求められています。
先行研究や論文はサイニーで調べられますので、きちんと確認しておきましょう。
ポイントは類似する先行研究を1~2つほど読んでおくことですよ
先行研究の内容や研究で不明確な点。問題点を整理しておけば大丈夫です。
先行研究の内容は何が不十分なのか
先程の先行研究には何があるのかの内容の続きになります。
ここでは先行研究で明らかにされていない部分や研究対象の相違点について答えれば大丈夫です。
先行研究では〇〇という観点で研究されていたが、△△という点では研究されていなかったので、この部分を明らかにしたいと考えています。
ポイントは先行研究の内容をしっかりと捉え、問題点と課題を見つけることですよ
ちなみに、先行研究は面接官が事前に調べていることはまずありません。
ここでもあなたの論理性が問われているので、しっかり答えるようにしましょう。
ここまで計画書を書けているなら自分で研究したほうがいいのではないのか
最後にイジワルな質問として聞かれることがあります。
このような質問をされたら、まずは計画書の内容を褒めてもらっていると受け止めて大丈夫です。
ありがとうございます。
たしかにこのまま自分で研究を進めたほうが早いかもしれません。
しかし、私には〇〇の知識が不足していることや、研究のスピードを考えると、教授にご指導いただきながら研究を進めるほうが合理的だと考えています。
なので〇〇大学院で研究をさせてください。
ポイントは、面接官の主張を認めつつ、自分に足らない部分があるから「大学院で研究をしたい!」ということを伝えることですよ
まとめ 中小企業診断士養成課程の大学院入試対策【面接で聞かれること】
今回は中小企業診断士養成課程の大学院入試対策として、面接で聞かれることをお伝えしました。
まとめると、
- 大学院の志望動機
- なぜMBA取得を目指すのか
- なぜ当大学院じゃないとだめなのか
- 当大学院で何を学びたいか
- どの科目に力を入れて学びたいか
- 研究計画書(プロジェクト実施計画書)について
- あなたのキャリアにどのような繋がりがあるのか
- 研究計画書の成果があなたの将来の活動にどう活かせるか
- 研究はどのように進めていくのか
- その研究にどのような学術的意義があるのか
- 先行研究はどういったものがあるのか
- 先行研究の内容は何が不十分なのか
- ここまで計画書を書けているなら自分で研究したほうがいいのではないのか
この回答を用意しておけば間違いありません。
しっかりと面接対策して合格を勝ち取りましょうね!
以上、いろなしでした!